2015年6月26日金曜日

浪花ことばせんべい

皆さまこんにちは。創元社TIBF2015実行委員のHです。
ブックフェア開催まで、1週間をきりました!

今回は、恒例になりつつありますが、ブックフェアの弊社ブースにて購入くださった方に差し上げております「浪花ことばせんべい」についてご紹介したいと思います。

はやし製菓本舗×創元社
特別バージョンの「浪花ことばせんべい」です

「浪花ことばせんべい」は、大阪の阿倍野区にあります「はやし製菓本舗」さんのオリジナル商品です。「おおきに」「いけず」といった「浪花ことば」を焼きつけた昔ながらの手焼きおせんべいで、素朴な甘さが絶品! 弊社内にもファンが多い商品です。

以前、弊社より刊行しました『大阪名物』(2006年。2012年『新版 大阪名物』にも掲載)でご紹介させていただいたご縁で、「創元社」の焼印を入れたものを特別に焼いていただきました。
ブックフェア会場では、「浪花ことばせんべい」と「創元社」の焼印入りのものを1枚ずつ、2枚セットにしてお配りしています。

2枚密封包装したものを納品いただき、今年も社内で各部署より応援を募り、袋詰め作業を行いました。この作業をしていると、もうブックフェア直前! という実感が湧いてきます。

しおりを二つ折りにして


おせんべいとセット


おせんべいとしおりを袋にいれて


シールで封!

毎年作業しているとこんな技も使います


乾燥剤と一緒に箱に詰めて、ブックフェア会場へ送り出し


はやし製菓本舗さんでは通信販売はされていないので、関東方面にお住まいの方は、なかなか手にする機会がないかもしれません。また、「創元社」焼印入りのおせんべいは、ブックフェア会場限定のレア商品です! ぜひこの機会に、会場にてゲットしてくださいね。


2015年6月22日月曜日

クレジットカードご利用のご案内

皆さまこんにちは。
先日、実行委員で集まり、ちょっとした社内講習を受けて参りました。

何の講習かというと……

クレジットカードリーダーの使い方講習…です!

実は弊社では、昨年よりブックフェア会場でのクレジットカード決済を導入いたしました。
本当にたくさんの本が集まる日本最大の「本」の見本市ですので、この機会に迷っていた高額本の購入を考えておられる方もいらっしゃるかもしれませんし、はたまた本との運命的な出会いがあるかもしれません!

昨年も多くの方にご利用いただき、クレジット決済の便利さを実感したところでしたので、今年もぜひ、ということで昨年に続き導入が決定いたしました。

さて、最近はスマートフォンやタブレットで簡単にクレジット決済を行うことができる機器があります。その使い方について、説明を受けて委員全員でひととおり手順を実行してみたのですが、下記のような状態になる者、多数……!

カードリーダーにクレジットカードを通すと…

読み取り結果…×(*_*)

カードリーダーにカードを通す際に、ちょっとしたコツがいるのです。
お客さまを前に×と出ると、ちょっと焦ってしまいそうです。というわけで、3回続けてになるまで、全員で練習しました。


クレジット決済は、創元社ブースにて3,000円以上お買い上げの場合にご利用いただけます。
素敵な出会いをみつけていただけるよう、いろんなジャンルの本をご用意して、皆さまのお越しをお待ちしております!



2015年6月19日金曜日

<世界で一番新しい>軍艦島の書籍

こんにちは、創元社TIBF実行委員のHです。さて、今回の話題は、<世界で一番新しい>軍艦島の書籍、6月19日配本の『軍艦島の生活〈1952/1970〉』についてです。今日はこの本を企画編集した創元社のシニアエディターY氏に本書にまつわるエピソードなどを伺いたいと思います。

『軍艦島の生活〈1952/1970〉』
ISBN978-4-422-70099-1 C0072 本体2,500円+税


――Yさんお忙しいなか、本日はありがとうございます。
Y どういたしまして。

――今日、この本が配本になったということですが、まずはどんな気分ですか。
Y そうですね。端島炭鉱の深い坑道を長い時間をかけて登ってきて、ようやく陽の光が見えた、というような気分です。

――長かったということですか?
Y まあ、手探りの感じが長かったということですかね。

――その手探りを具体的に言うと?
Y まず最初は、本当に未公表の写真があるのかどうかというところからスタートしたんです。じつは以前、私が入社するより前に創元社から出版されていた『昭和の日本のすまい』という写真集【※注1】があって、面白そうだから会社の保存本をパラパラみてたら、廃坑になる前の軍艦島の写真が紹介されていたんですよ。そこにカラー写真も含まれていたのでちょっとビックリしたんですね。
※1―NPO西山夘三記念すまい・まちづくり文庫編、編集代表松本滋『昭和の日本のすまい―西山夘三写真アーカイブズから』(創元社、2007年)のこと。おもに戦後日本のバラックやドヤ、文化住宅(関西の)、農家など、貴重な住宅写真を収めた、昭和史の資料としても大変貴重な写真集。残念ながら現在品切、重版未定。

――なんでビックリなんですか?
Y 軍艦島のファンはよく知ってると思うんですが、廃墟になってからのカラー写真は腐るほどあるにもかかわらずですね、廃坑前のカラーの生活写真がたくさん入った軍艦島の本は、私の知る限りまだないんです。

――色がついてるから驚いたと。
Y だいぶ色褪せてはいましたけど新鮮でしたね。それで、私は元々近代史の資料集なんかもよく企画していたので、少し勘が働いたのか、「まだ写真があるんじゃないか」と思ったんですよ。

――それは誰でもそう思うのでは?
Y でもですよ、今回の編集代表をされている松本氏にお会いして写真のことを聞いてみたら、そんなことを聞いてきた人は今まで一人もいなかったそうですよ。

――ちょっと自慢ですか?
Y うーん、この本がすごく売れたらですね、結果からねつ造した始まり物語として、もっと偉そうに言えるけど、まだ自慢できる段階ではないですよ。

――なんか山師みたいでいやですね。
Y そうね、商業出版ですからね……。ただその分、今回の編集にあたって昔のネガフィルムから再度、高精細のデジタルデータを印刷所に作ってもらったわけで、私が最初に目にした色褪せたカラー印刷よりは、クオリティは相当よくなっていると思います。もちろんその作業は有償です。そういったいろんな経費をきちんと回収するのも商業出版なんですよ。

――元手がかかってまっせ、と言いたいわけですね。
Y いろんなリスクは負ってますよね。もちろん私だけではなく会社全体がですが。まあ、でもあれですよ、少し真面目なエピソードを話しますとね、この本を作ることで思いがけない嬉しいことがあったんですよ。

――仕方がないから聞いてあげましょう。
Y この本に調査レポートを掲載させていただいた、片寄俊秀氏に出会えたことがそれなんです。元々私は片寄氏の博士論文【※注2】を買って持っていて、いつかお会いしたいと思っていた研究者だったんです。そしたら、編者の松本氏から、片寄氏が1970年の西山夘三の端島調査に同行した生き証人で、今回の出版にも協力してもらえるはずだから紹介したいと言われて。すぐには気付かなかったんですが、あの片寄氏と同じ人だと分かった時には、ちょっと非科学的な気持ちを抱いてしまいました。
※2―片寄俊秀「千里ニュータウンの研究―ニュータウンの建設過程に関する研究」のこと。1977年京都大学に提出したもので、現在、関西学院大学出版会ホームページの学位論文オンデマンド出版サービスから購入可能。定価4,860円です。

――非科学的って……、要は不思議だってことでしょ。
Y 運命的というか。

――とにかく、その博論を持っていた理由が大事なんですね。
Y もちろんそうです。私は物心ついたときには千里ニュータウンのエレベーターのない5階建団地の4階に住んでいて、小学2年生までそこで過ごしたんですよ。そんで片寄氏はというと、大学の教員になる前には大阪府の役人として千里の開発計画に携わり、その経験を生かして千里ニュータウンに関する博論を書かれていたわけです。おまけに私が移り住んだ泉北ニュータウンの開発にも片寄氏はかかわっていたそうで、ダブルかかわりだったんです。

――それはまあ嬉しいかもしれませんが、あんまり軍艦島とは関係ないのでは?
Y 確かにそうですけどね、ただ、軍艦島も千里ニュータウンも近代日本の人工コミュニティに建てられたコンクリート団地群であることは共通しているんです。だから、『軍艦島の生活』のために書き下ろしてもらった片寄氏の「付記」にも軍艦島と千里の比較論があってですね、短いながらその指摘は私にとって非常に重要な意味をもっているんですよ。

――その重要性は、より一般化できるのですか?
Y それはまだ分からないですけど……。ただ、そういった個人的な経験に基づく確信、いや盲信かもしれないけど、そういった何らかの実感のない一般化って僕は全然面白くないんですよ。まあ、小難しい話になっちゃうんであれですが、とにかく、片寄氏と知り合えたということは、松本氏と軍艦島の仕事が出来たことと同様、とても意義深いことでした。

――なるほど、そんなもんなんですかね。
Y そんなもんでしょう。片寄氏からは、元教え子の建築家で、今は長崎で活躍されている中村享一氏を紹介してもらい、そのおかげで撮影データのまったくない写真被写体の同定作業が一気に進んだことも大きかったです。

――まあ、本は一人では作れないということですね。
Y ほんとにそれだけは真理ですね。編集者ってだいたいは長い河の流れの最後の河口辺りの岸辺にいてですね、たくさんの人の努力と成果をヒョイっと釣り上げているだけの、かなり調子のいいちっぽけな存在にしか過ぎない感じもよくしますよね。

――またまた、心にもないことを。
Y いや、ほんとですよ。ところで話をもとに戻すと、今回は仕事と称して、三菱重工の長崎造船所内にある資料館に行けたのはすごく嬉しかったです。

――軍艦島に行ったことよりですか。
Y そうです。

――その理由も聞いてほしいんですね。
Y 当然でしょう。私のような日本や東アジアの近代史に興味のある人間にとって、長崎造船所の歴史というよりも、今の三菱重工が長崎造船所や岩崎家や戦艦武蔵の歴史をどう展示しているのかということにものすごく興味がありました。これは通り一遍のガイドブックなどでは絶対に分からないもので、実際に足を運んでみて、その古い倉庫に充満している透明だけれど濃密な政治性に変な話、ちょっとうっとりしましたね。

――よくわからないですね。
Y そうですよね。うーん、なんというかなあ、NHKの<プロジェクトX>を観た後味の悪さなんかとは全然違う感じの……そうそう、ヴァンホーベンの<スターシップ・トゥルーパーズ>を観た後の満足感みたいな感じですよ。

――ますます分かんないですけど。
Y すみませんね、シニアエディターなもんで……。
(おわり)
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ユネスコの世界遺産に登録勧告されたことで、ますます注目を集めている軍艦島。
その関連書籍の中でも<一番新しい>『軍艦島の生活〈1952/1970〉』を編集した、Y氏のホンネをお届けしました。

本書は、写真編と資料編に分けて、当時の貴重な記録をたっぷり掲載しています! 



個人的には、写真はもちろんなのですが、西山夘三氏が描かれた島内や住宅室内の素描が素敵でとてもわくわくしました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


2015年6月16日火曜日

雑貨も販売しています

皆さまこんにちは。創元社TIBF2015実行委員のHです。

今年のテーマ「世界で一番新しい創元社」にちなんで、「児童書」という新しいジャンルへの挑戦について以前ご紹介いたしました。
紹介記事はこちら

今回は、もうひとつの新しい取り組みである、雑貨・グッズ販売についてご紹介させていただきます。

これまで、グッズといえば、書籍の関連商品として製作するものがメインでした。
特に、このブログでもご紹介しました『世界で一番美しい元素図鑑』はおかげさまでベストセラーになり、カレンダーやクリアファイル、パズルなどの関連グッズも、書籍と同様にご好評いただいています。



こうしたグッズ類の製作・販売を、たんに書籍のおまけ的な扱いではなく、弊社のひとつの可能性として本格的に取り組んでいくべくオープンしたのが、雑貨・グッズのオンラインショップ「ほんまち商會」です。



まだまだ発展途上のショップではありますが、出版社であることを活かしつつ、「本」にまつわる文具や雑貨から和小物、バラエティグッズまで、皆さまの暮らしの中に小さな楽しみの種をお届けできるような商品開発・販売を目指しています。

現在の商品ラインナップの一部をご紹介します。


■ブックカバー■
オンラインショップでも一番人気の商品。
お求めやすい価格でおみやげにもおすすめです。


■御朱印帳■
最近話題の御朱印帳。
職人の手で一冊ずつ仕上げています。


■上製ノート■
開きやすさと軽さが特徴の糸かがりのノート。
高級織物や漆紙を表紙に使用した上品な逸品です。


■元素図鑑・数学図鑑グッズ■
人気の図鑑グッズにハンカチとランチョンマットが新登場。
書籍と一緒にプレゼントしてはいかがでしょうか?


■ダンボールのiPad miniケース■
ダンボール素材のiPad miniケース。
ほかにはない、ソーシャルでエシカルな素材感をお楽しみください。



ここにご紹介した雑貨・グッズ類は、ブックフェア会場でも大きくスペースをとって販売いたします。
会期中、会場内のみの特別価格での販売になりますので、お近くの方はぜひ会場へ足をお運びください!


第22回東京国際ブックフェアへ無料で入場できる「招待券」を差し上げております!
詳細はこちらから!


2015年6月12日金曜日

招待券差し上げます!

こんにちは、創元社TIBF2015実行委員のHです。

ブックフェアの招待券が出来上がりました!

弊社の社名と小間番号を刷り込みました


東京国際ブックフェアは、日本最大の「本」の見本市。通常は入場料1,200円が必要ですが、こちらの招待券をお持ちの方は、無料でご入場いただけます。


そこで、日頃弊社をご愛顧いただいている皆さまに、ぜひ東京国際ブックフェアの会場にお越しいただきたく、弊社より皆さまをご招待させていただきます。

招待券をご希望の方は、下記の必要事項をご記入の上、メールにてお申込みくださいませ。


【必要事項】
1.お名前
2.送付先ご住所
3.必要枚数 ※ご入場には、おひとりさま1枚の招待券が必要です。

【お申込み先】
sogensha.tibf@gmail.com
※個人情報の取扱に関しては、こちらをご覧ください。


会期は7月1日(水)~7月4日(土)の4日間。一般公開日は3日・4日の2日間になります。
招待券は会期中であればいつでもご利用いただけますし、一度入場登録をしていただけば、入退出は自由となります。


ぜひご家族ご友人お誘いあわせの上、ブックフェア会場、そして創元社ブースにお越しください。

会場にて皆さまにお会いできるのを、委員一同楽しみにしております!



2015年6月5日金曜日

新刊『世界で一番美しい海のいきもの図鑑』

2回目の登場、エディターのHです。今回は私が編集を担当した新刊をご紹介します。

まずは表紙!



前回の投稿で「世界で一番美しいシリーズ」について簡単な説明をしましたが、この新刊がそのシリーズの最新刊になります。といっても、前回も申し上げたとおり、あまり厳密なシリーズではないんですね。判型もバラバラで、今回の新刊はA4判。しかも横型です。

なぜこのスタイルにしたのかは、魚って基本的にラグビーボールみたいに横に長い。なので、その姿が一番きれいに見えるように横型にしました。しかもA4サイズを横に開くと、超ワイドな視界になってまるで海の中にいるみたい…という効果も狙いました。

先に形の話から入ってしまいましたが、タイトルにあるように主役は「海のいきもの」です。魚はもちろん、エビやカニ、クラゲやイルカ、イソギンチャクや海藻も載っています。掲載写真は375点。全232ページの中にいろんな命がぎゅっと詰まったビジュアルブックです。

写真と文章は、すべてベテラン水中カメラマンの吉野雄輔氏の手によるものです。ダイビング歴40年以上、世界80カ国以上の海に潜ってきた、その道では知らない人のいない大師匠です。大師匠にもなると、ざぶんと海に潜っていろんな魚が周囲にいたとしても、まだ撮ったことがないものがどれかすぐにわかるそうです。

文章ばっかりの説明では面白くないですね。ここで少し、中に載っている生き物をお見せしたいと思います。

まずはこちら。


名前はリーフィーシードラゴン。手足が海藻みたいになっていて、海藻の森で隠れて暮らしています。タツノオトシゴっぽいですが、全長30センチと意外な大きさ!



なんだこれは? カニに見えますが、名前はサクラコシオリエビ。色もすごいですが、まるでブラシのような毛もすごい。これで横幅1センチなのもすごいです。



これも不思議なかたち。まるで精緻なガラス細工のようです。体長5ミリのホシムシの幼生。かすかな虹色の輝きが、存在のはかなさを際立たせます。大人になった姿を知りたい方は「ホシムシ 画像」で検索してみてください(えーと、閲覧注意です)


ヘンなものばかりご紹介しましたが、ほかにもふつうの魚やあんなのやこんなのが載っていますので、気になった方はぜひ創元社のウェブサイトへお越しください。

『世界で一番美しい海のいきもの図鑑』

第一章の立ち読みができるほか、めくった感じのわかる動画も公開しています。6月3日刊行なので、ちょうど出来たてが書店に並び始めたところです。ご愛顧よろしくお願いします!


2015年6月1日月曜日

児童書はじめました。

みなさまこんにちは。創元社TIBF2015実行委員のNです。アッ!という間に6月になり、開催まで残り1カ月となりました。委員一同、会期終了まで全力疾走いたします!

さて、前々回のブログでお伝えしましたとおり、今年のブースコンセプトは「世界で一番新しい創元社」に決定いたしました。このコンセプトにちなんで、本日は創元社の新しい取り組みである「児童書」についてご紹介させていただきます。

1冊目はこちら!



動物や昆虫の目に世界はどのようにうつっているのか、知りたいと思ったことはありませんか? この本は、いろいろな生物の視野・視力・色の見え方を、最新の研究成果と想像力に基づいて、あざやかな仕掛けで表現したフランス発の「大判仕掛絵本」です。

この驚きいっぱいの仕掛けを、いくつかご覧いただきたいと思います。


目の部分の仕掛けをめくると、その動物の見え方が一目で分かります。あなたの顔をじっと見つめる愛らしい瞳……でも、ネコは近眼って知ってました?



めくり方もさまざまに楽しめます。ヤマシギという鳥の視野は360度! 自分の背中だって見えちゃうのです。

ほかにも、ウシ、ウマ、リス、カエルやチョウからミミズまで……。身近な生き物ひとつとっても見ている世界がまったく違うということを、こんなにも楽しみながら学べる絵本は、ちょっとほかに見当たりません。(手前味噌ですが)


つづいて2冊目のご紹介です!



本書は、「見て楽しい、読んで楽しい、探して楽しい、一冊で三度楽しめる大判さがしもの絵本」です。
著者は、ポール・スミスやイッセイ・ミヤケのデザインも手がけたハイセンスなイギリス人絵本作家ウィリアム・ビーで、版元はあの「ウォーリーをさがせ」シリーズを手がけているウォーカーブックス。

そして、主人公(犬)はこの子↓
ミグルー


くいしんぼうで、ちゃっかりもののミグルーは、ぽかぽかまちの人気者。しっぽをパタパタと振って感情を表現します。


この本の見所はなんと言っても、細部にまで手を抜かない非常に手の込んだイラストです。



それに、さがしものはミグルーだけではありません。ぽかぽかまちにはこんなにたくさんの仲間がいるのです。



小道具やサイドストーリーも満載で、何度も何度も繰り返し読みたくなる絵本だと思います。

弊社の「ミグルー特設サイト」にて、訳者の前田まゆみさんによるウィリアム・ビーさんへのインタビュー記事を公開しています! 制作秘話が盛りだくさんのユニークなインタビューです。また、特設サイトにて読者アンケートにお答えいただいた読者のみなさまには、特製ミグルークリアファイル(4種類)を先着1000名さまにプレゼントいたします! ご応募を心からお待ちしております。




創元社の児童書、いかがでしたでしょうか。会期中はぜひ弊社ブースへお立ち寄りいただき、創元社の児童書をお手にとってご覧いただければ幸いです。委員一同ミグルーの着ぐるみを着て……いませんが(笑)、ささやかなプレゼントをご用意してお待ちしております。

最後までお読みいただきありがとうございました。